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KSR-Ⅱ(KSR80)ブレーキメテナンス

  • 2019年8月28日
  • 2020年8月27日
  • バイク

フロントの異音

ある日、近所を走っていたら前輪の辺りから金属音が聞こえるようになりました。最初は「キッ」「キッ」と時々鳴っていましたが、走って行くうちに段々と連続で「キーッ」鳴るようになってしまいました。

どこか当たりが出てないのかな?と思い、プラハンでコンコンと叩いてみたり、ブレーキクリーナーを吹い軽く掃除してみたりと簡単なことを試しましたが、フロントのキーキー音は改善しませんでした。

 

メンテ箇所

フロント側で走行中にキーキー音が出そうな場所は

  • ブレーキ
  • フロントハブベアリング
  • スピードメーターギア

この程度しか思い付きませんでした。今回はこの3箇所をメンテしてみることにしました。

 

フロントのメンテナンス

フロントタイヤをばらします。

 

右側の割ピンを外します。

 

ナットを緩めます。

続いて、長いボルト(アクスルシャフト)を引き抜きました。ブレーキに引っ掛かりましたが、フロントタイヤが取れました。

 

フロントブレーキをチェックします。

少し汚れてました。

 

ブレーキパッドを確認しました。

汚れていたのでブレーキクリーナーで掃除しました。

 

角が欠けています。

 

均等に削れていません。2面?になっています。

このまま使用して良いか気になります。

 

ブレーキのピストンの中にスペーサーのようなものが入っていました。

 

取り出しました。

グリスのようなものが付いていました。

 

フロントタイヤです。

ハブベアリングの辺りを確認しました。ゴムのカバーが付いていたりで外観は良くわかりません。ガタツキはありませんでした。今回はベアリングのとこに注油をしてみようと思います。

 

オイルはこれを買いました!

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届いた商品です。

ベルハンマーのゴールドがお試し価格で2,200円だったのでポチりました。

 

ベルハンマースプレーの外観です。

 

注意書きです。

 

いよいよ注油です。

ディスク付いてしまったら大変なので、万が一を考えてブレーキディスクは外しました。

ベルハンマーは浸透性があるようなので、このまま少量を注油しました。注油後は良く馴染むようにアクスルシャフトを入れてクルクル回しました。

 

スピードメーターのギアです。

ここにもベルハンマーを注油しました。

 

ベルハンマーが浸透したので、ブレーキディスクを取付ました。

最初にマーキングをしておいたので、ディスク版は同じ位置に戻せました。(ビビり性なので、何でもできるだけ元の位置に戻すようにしています)

 

取り敢えずバイクはこのままにしておいて、車でライコランドに行って来ました。

行った理由は、ブレーキパッド用のグリス購入と、今のブレーキぱどが使えるかどうか店員さん教えて貰おうと思いました。パッドが再利用できなければ、新しいのを買う予定でした。

 

ブレーキパッドグリスを購入しました。

たった5gなのに500円近くもしました。ちょっと高い気が…。

 

問題のブレーキパッドは、「欠けや新しい面ができてしまった原因は、ディスクが削れているのが原因で、ディスクを交換しないのであれば、再利用できると思います」と、教えて頂きました。

 

ブレーキパッドは再利用するこにしました。(もちろん自己責任です)

高かったブレーキパッドグリスを塗りました。

 

いよいよ組み立てようと思ったらアクシデントが。

暑さに写真撮影用のiPhoneが耐えられなくなりました。

写真はありませんが、フロントは無事に組み付けました。

行った作業は、

  • ブレーキのピストンを手で押し入れる
  • ブレーキレバーを握ってピストンを押し出す
  • ピストン周りの汚れの清掃
  • 指に付けたベルハンマーを付けてピストン外側に擦り込み

ブレーキピストンの揉み出しです。

あとは元々グリスアップされていた箇所の清掃と再グリスアップをしました。

 

リアブレーキのメンテナンス

フロントブレーキが汚れていたので、リアブレーキも点検することにしました。

作業を始めようと思いましたが、汗でゴム手袋が入りません。

仕方なく素手で作業することにしました。

 

リアブレーキです。

汚れています。

 

ジャッキアップしてチェーンを緩め、リアタイヤを動かしてブレーキを抜きました。

KSRは普通にブレーキを抜こうと思ってもホイール径が小さく当たってしまい抜けません。少し工夫が必要でした。(サービスマニュアルをみると、パッドをこじってキャリパーを取るように書いてあります。)

 

少し汚れています。

 

パッドを外しました。

 

汚れは少しのようです。

 

清掃して各所グリスアップしました。

 

取付完了です。

 

感想

ブレーキのメンテ前の症状は、「キーキー鳴る」「なんかブレーキが効いている」と言った状況でした。(調べてみると、この症状はブレーキの引きずりでした)ライコランドで12ヶ月点検をしてもらってから約1年になります。ブレーキは、何もメンテしていないと言うよりも素人が手を出したら危険!と思い、見て見ぬふりをしていました。

ブレーキってどうなってるんだろう?!と興味もあったため、サービスマニュアルを見ながら、ゆっくり清掃・グリスアップをしたところ見違えるように良くなりました。思い切って整備して良かったです。あとベルハンマーは噂通り凄いです!塗布した箇所の動きは、もの凄くスムーズになります。

ブレーキの整備は何かあった時に危険なので、バイクショップでの整備をオススメします。

 

今までのKSR-Ⅱの整備・メンテはこちらの記事にまとめています

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